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太陽光発電システムの概要
太陽光発電システムの概要
電力を家庭で「つくる」「ためる」「使う」暮らし
太陽光発電システムは、電気をつくり、家庭で使うことができるシステムです。蓄電池と組み合わせて電気をためるなど、ご家庭にあった機器と使い方で、より豊かで快適な暮らしを実現します。
※図はハイブリッド蓄電システムを設置した場合の一例です。設置機器や条件により異なります。
電気をつくる仕組み
太陽光発電システムは、太陽のエネルギーを受けて太陽電池が発電した電気を、家庭内の様々な家電製品に供給することができます。
太陽電池を使って発電した電気は、パワーコンディショナにより直流電力から交流電力に変換することで、ご家庭内のさまざまな家電製品で使うことができるようになります。
また、発電した電力量がご家庭で使用している電力量を上回った場合は、電気を電力会社に売ることができます。反対に、曇りや雨の日など発電した電気が足りない場合や夜間などは、従来通り電力会社から電気を買います。近年は電気をためる仕組みを後付けすることができるようになりました。
太陽光発電の歴史と耐久性
太陽光発電の研究は意外に古く、早くから技術が確立されています。現在では、次世代エネルギーの最有力候補として期待されており、技術革新や普及が加速度的に進んでいます。
1966年に設置した灯台の太陽電池は今も現役
1966年に設置した長崎県平戸市の尾上島灯台の太陽電池は今でも現役で稼働中です。これまでは人間が航路標識の管理をしなければなりませんでしたが、太陽光発電を使うことで灯台を無人灯台にすることができました。
現在では尾上島灯台をはじめ、多くの無人灯台が太陽光発電で発電した電気を使い、航路の安全を確保しています。50年近く経過する太陽電池が今もなお現役であることは、太陽電池の優れた耐久性を物語っています。
宇宙事業での可能性
『宇宙で24時間、太陽光発電した電力を電波で地球に送る』宇宙では太陽エネルギーの強さは地上に比べ約2倍、日照時間は地上の約4~5倍のため、地上の8~10倍の発電量を、ほぼ24時間安定して供給が可能に。実現に向けて技術開発は日進月歩で進んでいます。
太陽電池の発電原理と種類
太陽光発電は「太陽電池」と呼ばれる装置を用いて、太陽の光エネルギーを直接電気に変換する発電方式です。
太陽光発電の仕組み
太陽光パネル
太陽電池は半導体の一種で、光エネルギーを直接電気に変えます。そして、太陽光を受けている間だけ電気を発生する太陽光発電装置です。現在最も多く使われている太陽電池はシリコン太陽電池です。この太陽電池では発電のために性質の異なるN型シリコンとP型シリコンの2つのシリコン半導体を重ね合わせて使用しています。
太陽電池に光が当たると、プラスとマイナスの粒子が生まれ、マイナスの電気はN型半導体へ。プラスの電気はP型半導体へ集まり、その結果、電極に電球などをつなぐと電流が流れます。これが太陽電池の原理です。
太陽電池は、地球温暖化の原因となる二酸化炭素や有害な排気ガスを出さず、太陽がある限り発電をし続ける、全くクリーンな発電装置です。
太陽電池の種類
自然エネルギーで地球に優しい暮らし
太陽光発電は家庭で必要な電力を太陽光の力で発電した電力でまかなうので、石油資源を節約、CO2排出を抑えることができ、地球環境に貢献します。
CO2排出を削減します
太陽光発電(住宅用3.8kW)を利用すれば、年間1463kgのCO2を削減できます。これは一般家庭の場合、1年間のCO2排出量が半分以下になるということです。これは杉の木149本が吸収するCO2の量に当たります。
※JPEA発行「表示に関する業界自主ルール」に基づき計算